消費者金融の借金相続を断っても売り込みは続きやすい

一時期の消費者金融ブームがさり、最近では新たに借入をするよりも今までの借入で支払い過ぎた過払い金を請求するというブームが増えています。昔は消費者金融のCMも活発で多くの人が見て利用するようになったのですが、この消費者金融を利用していた世代が相続を考える世代にちらほらなっているそうです。あの当時に中高年であれば、そろそろ相続を考えてもおかしな話ではありません。そこで消費者金融の借入が残っていて、返済を剃る必要があれば、相続した場合は子供に消費者金融の借金が行くことになります。

「子供にそんな借金を残すとはありえない」と思うかもしれないですが、こういった借金については相続放棄をするという方法があります。本来であれば相続するべき資産や負債があったとしても、それを断る権利が子供にはあるのです。ですから借金がそのまま引き継がれるということは決して無いのですが、そのかわり相続放棄をしたからといって消費者金融や怪しいグレーな金融業者からの勧誘が無くなるかというと、そうではありません。これは長い間続く可能性があります。

こういった業者というのはリストというのを持っています。今まで色々と借入をしてくれた人はリスト化されていて、借入を促すために営業をかけてくるのです。その方法は会社によって違いますが、DMを送ってきたり電話をかけてきたりします。そしてリストによっては子供のことまで書かれていたり、相続放棄をしたということが書かれていたとしても、しつこく勧誘をしてくることもあります。こういう場合は相談窓口に行くか弁護士に連絡をするといいでしょう。あまりにもしつこいものは被害届を出すのもありえます。

相続をするのを放棄することはできますが。消費者金融からの勧誘を避けるということは基本的には出来ないと思ったほうがいいでしょう。彼らは色々な方法を使ってリストを手に入れて勧誘してくるのですから。相続放棄をすればいいと考えずに子供のためにもまずは消費者金融を完済し、そのご連絡が取れないところに移動して生活するようなことを親であればやっておいたほうがいいといえるでしょう。

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